誰もいない静かな山の中、月灯りだけで過ごす
一丈野野営場(
一丈野キャンプ場)の夜・・・
山の夜は、間もなく5月になるというのに冷え込みが厳しく、
テントから出られない(T_T)
こんな素敵な月夜に
テントの中に篭っているのはもったいなさすぎです。
なぁ、焚き火したいなぁ
背負子を背負っての徒歩
キャンプなので、荷物は必要最低限、、
もちろん薪なんて持っていません(^^;
拾ってこよか。
と、その辺から焚き木を拾い集め、焚き火開始。
あったかぁぁい(^^
揺れる炎が、あぁ・・・ええ感じですぅ
サイト内に設置されたテーブルの上に、ミニテーブルとヘッドライトと鍋敷きで作った即席のランタン(?)の灯り+月明かりで食べる夕飯は最高でした(^-^)
丸太の椅子が腐っていても、全然気になりません。
でも、、常に気をつけていないと怪我をします(^^;
こうして、野営場の夜は更けて行くのでした。
ほんま、来てよかったです(^-^)
もっとまったりしていたかったのですが・・・、
翌日は早起きしてハイキングに行く予定だったので、早々に就寝。
朝早く、綺麗な小鳥さん達の声で爽やかに目覚め、テキパキとお弁当を作り、いざ出発です。
(おにぎりに巻く『海苔』、買い忘れてしもた、、、(-_-
この『たまみずきの道』は、身体障害者の方もハイキングが出来るよう作られた遊歩道です。
一丈野野営場(
一丈野キャンプ場)の手前に身体障害者用の駐車場があり、少し先に行くと綺麗に作られた管理道の入口があります。
さぁ、楽しいハイキングの始まりですっ(^^ワクワク
こんな感じの綺麗に整備された道を、ルンルン気分で進んで行きました。
綺麗な池があります。これが奥池かな?
綺麗な景色や、見たことのない蝶々やトンボ、やはり街では見かけることのないハンミョウ等、出会った生き物達の写真もパシャ。
カナヘビさえも写真に収めたくなりますが、生憎無理でした、、、。(^^;
ウグイスが鳴きまくりでしたが、これも写真は撮れず、、、、謎の野鳥もいましたが、、これも逆光でイマイチ。。
こんなところに車椅子でもこれるって、すごいですねー。
あたしも万一そういうことになってしまったら、ダーリンにここに連れて来てもらおーっと。
もちろん、ダーリンそうなったとしても、連れて来てあげるからね(^^
けど、帰宅後、
キャンプ場の件で観光協会に問い合わせしたとき、やり取りの中で観光協会のおばちゃんは『身障者の方なんてほとんど来ませんから、、、』なんて台詞があったように、生憎あまり利用されていないようです。
宣伝が足らんのんちゃうんかな、、、。
日常の生活の中で、詰まらないことにさえも不便を余儀なくされている方々にもぜひとも来てみて頂きたいリフレッシュスポットですっ!
と、良い天気の中、カメラをぶら下げて天狗岩へ登ろうと出発したハイキング。
私、、、、、
天狗岩まで、こんな道が続いていると思ってました(^^;
いえ、こんな綺麗な道ではなくとも、『道』が続いていると・・・思っていました。
途中の休憩所で地図を再確認すると・・・
あれ?
このままこの道歩いてたら『天狗岩』行かれへんで
もうちょいしたら、脇に入らなあかんわ。
出掛けに撮った
キャンプ場の管理事務所にあった手書きの地図の写真をカメラのモニターで確認しいしい暫く歩くと、案内版が。(案内板に何と書いてあったか忘れましたが、、、)
あ、こっちやで。
『たまみずきの道』から登山道『落ヶ滝線』に入ります。
山の中へ入って行く感じで、『鶏冠山、天狗岩、落ケ滝』方面へ進むと、そこはさっきの管理歩道とは違って、二人並んで歩くこともままならない道(^^;
その後、私たちのお弁当持ちで出かけたルンルン気分は一挙に暗転します。
暫く登り道を歩くと、視界が開けてきました!
わぁ、随分登ったんやぁ
今どの辺なんやろなぁ?天狗岩、もうすぐかな?
(・・・・いやいや、まだまだです(^^;)
はぁはぁ、、、、
結構、息切れしています。
途中、落ヶ滝へ入る分かれ道がありますが、滝まで行ったらそこで行き止まりとのこと。
滝に行くかどうか、相談することもなしに(そんな余裕は既にない)、当然まっすぐ天狗岩を目指します。
はぁ、はぁ、、、、、。
え?!ここ登るん?!
今来た道を振り返り・・・・
なぁ・・、これ、ハイキングちゃうんちゃうん?
しかし、ここまで来て戻るに戻れず、、、折角ここまで来たんやからと、『天狗岩』を目指す決意をしました(T_T)
が、がんばるで。。。
へっぴりごしで必死に登るあたしをダーリンが激写(T_T)
天狗岩まで、道に迷う事はありませんが、ずるずる滑って足元の悪い花崗岩の間をすり抜けたり、登ったり降りたりの『道』(←ちゃうしT_T)を進みます。
ロープがあるところは、まだましですが、、、、
ほら、ロープもないのに、あっちへ行けって、矢印が岩に書いてありますよぉ(T_T)
どうやって行けってか(涙)。
花崗岩、ぼろぼろずるずる滑るのに。
だけど、だけどですっ。
こうして登っていくと・・・
こんなに気持ちのいい景色が目の前に現れるんです!
天狗岩は、もうすぐですよ!(きっと)
何組か稜線沿いの道でお弁当を食べています。
コンビニとかで売ってる鍋焼きうどんを、わざわざバーナー焚いて食べてる人もいましたよ、、、、余裕ですね(>_<)
そういえば、、、
『稜線』なんて言葉、私のボキャブラリーにはなかったのですが、今回の登山で、自然に、知らぬ間に
、加えられていました、、、、。
お昼も過ぎたことだし、私たちもこの辺りでランチにします。
ここから10分くらい歩いて、ついに、天狗岩に着きました!
ハイキングコースって書いています、、、、
でも、ハイキング違うし(T_T)
怖そうですけど、、、、
ここまで来たのですから、まぁ、登ってみます。
天狗岩の北~西~南方向は、せり出した岩から谷底へまっさかさま。。。。
360度下界が見渡せます!
すごぉぉ~
素晴らしい眺めです!
見晴らしええなぁ、登ってよかったなぁ
ん? ダーリン・・・・?
kちゃん、危ないで。。。
さ、もう降りよぅや。
え、、、、、
急ぎ降りて行くダーリンに続いて降ります。
折角登ったのに・・ ブツブツ
ぅう。。。登ってきたとはいえ、降りるのが怖いよぉ(T_T)
ところで天狗岩のてっぺんにいた家族連れ。
いったい何考えてんでしょう、、、、。
何が目的で、あんな危険なところでおいなりさんや巻寿司広げてるんですか?
しかも!
家族の最年少は小学2年生ぐらいの女の子。
この子がまた、、、
『ちょっとおしっこいってくるわ』
とかいうて、ひょいひょいっと岩降りて、、、
おとうさん、振り返りもせずに『おぅ、気ぃつけぇや』って。
3方向、谷底へまっさかさまですよ?
(しかも!その3方向の内の一方から上り下りする)
で、おしっこ終わったらまたひょいひょいっと登ってきて、『下の松の木の影でしてきたわ』って。
、、、、ぉいぉい。
天狗岩を後に、道なりに暫く降りて行くと、今登ってきた天狗岩が見えました。
これが、天狗岩です。
遠くから見ると、天狗さんの顔のようです。
あ、おとうさん、立ち上げってます。
危ないですよ。
おとうさん、まだ立ってます。
どうしても立ち上がらねばならない理由でもあるんですか、、、?
花崗岩の道、落ちそうな岩の下を通りながら、、、
次のポイントは『耳岩』。
耳岩で道が別れます。(矢印看板あり)
私たちは、水晶谷線を降りて行きます。
上、左の写真は、わかりにくいのですが、耳岩を下から撮ったものです。
この下を通ります。
こわ、、、、。
耳岩通過です。
このロープで降りる箇所を過ぎると、もうすぐ水晶谷です。
『水晶谷キャンプ場』と書かれた立て札発見、、、
ほんまか?
ここで・・・・またも分れ道。
こまったなぁ、、、どっちに行けばええのん?
消えかけた看板にはキャンプの文字がうっすらと・・・
更に探すと、
(多分、一丈野)キャンプ場への矢印が!
とたんに元気になる私たち(^^;
先ほど通り過ぎてきた耳岩が遠くに見えます。
誰か耳岩のてっぺんに立っています(>_<)こわぁ、、
この、スケルトンやリュージュのコースのような『道』(←ちゃうしT_T)を降りていきます。
足元は氷ではありませんが、花崗岩はやっぱり滑ります。
随分降りてきました(^^ホッ。
キャンプ場へ向かう道も花崗岩から普通の山道に。
途中、
キャンプ場へ帰るに、尾根を通るか、谷を通るかで道が別れます。
私たちは、谷を選び、川に向かう道を進みました。
キャンプ場はもうすぐです(きっと)。
この川から水道水を取っているらしく、ほんっと、綺麗な水でした。
そして、、、ただいまぁぁぁ
無事帰還。
最後に・・・
私たちは山歩きが初めてだったからかもしれませんが『近江湖南アルプス』、道案内の地図もありませんし・・・分れ道で迷いそうになったり、行き過ぎて戻ったりと、結構大変でした。
まめに写真撮って、レポートする余裕も一切ありませんでした(^^;
そこで、初めての方の山歩きの参考になればいいなと、私たちが通ったコースを地図にしました。
上の地図、左側の赤丸が
一丈野野営場、右側の赤丸が天狗岩です。
『たまみずきの道』はまだ書かれていません。
現在のそれと重なる山道を緑色に色をつけてみました。
私たちは『たまみずきの道』から、途中、落ヶ滝線に入り、天狗岩を回って(茶色)帰ってきました。
だれか、近江湖南アルプスへ登られる時、ご活用いただき、落ヶ滝キャンプ場(仮称)、水晶谷キャンプ場の確認をいただければ幸いです(^-^
ほんま、誰か頼むわ、、、、。